あいさつと敬語のマナー:
あいさつに関するちょっとした疑問
おじきは角度で意味合いが変わる!?
おじぎを添えて、あいさつをおこなうときがありますが、その角度によって意味合いが異なるということはご存知でしたか?簡単にいってしまうと、おじぎの角度は相手への敬意と比例します。しかし、ものには節度というものがありますので、やりすぎは禁物。それ相応の角度にしておかないと、「バカにしているのか!?」と、相手に不快感を与えかねません。そこで参考にして欲しいのが「3つの角度」です。
まず、日常でよくおこなわれる「会釈」の角度は約15度です。ほんの少しだけ上体を前に倒し、頭をペコリと下げる程度の軽いおじぎですね。会釈は、廊下ですれ違うときやちょっとしたお礼のときなどにおこないます。
会釈よりももう少し深く腰を曲げるおじぎは「中礼」といい、その角度は約30度です。中礼は、いわゆる一般的なおじぎのかたちで、来客の送迎などでおこないます。イメージとして、レストランなどの店員がおこなうようなおじぎを思い浮かべてください。
そしてもっとも丁寧なおじぎは「最敬礼」と呼ばれるものです。その角度は約45度です。45度のおじぎとは、自分の足元に視線を落とすほどに頭を下げるおじぎです。こんなに深いおじぎをするのは、主に冠婚葬祭などの改まった場所ですが、重大なミスを犯したときの謝罪などでもおこなわれます。最敬礼は、お詫びや感謝の気持ちを心から伝えるときなどにおこなうものなのです。
「おはよう」「おつかれさま」を使う時間は?
「おはようございます」という朝のあいさつの言葉は、いったいいつまで使えるのでしょうか?「おはよう」をいえる時間は、世間的には午前10時頃までといわれています。そして午後4時頃までは「こんにちは」、午後5時頃からは「こんばんは」とあいさつをします。社外であいさつをおこなう場合も、一般的なルールに沿っておこなえばいいでしょう。しかし、会社内でのあいさつには、必ずしも世間のルールは当てはまりません。とくに出社後第一声のあいさつの言葉は、会社によってさまざまです。たとえば、常時「おはようございます」と、いうところもありますし、反対に、会社に入るときはいつでも「おつかれさまです」というところもあります。また、「おはようございます」は午前11時頃まで使い、それ以降は「おつかれさまです」と、切り替えている会社も多いようです。このように、社内でのあいさつの言葉には、その会社独自のルールが存在しています。しかし、これらのルールは暗黙のうちに成立していることが多く、研修で新入社員に教えているところは、そうは多くないでしょう。ですから、まずは先輩社員に聞いてしまいましょう。たとえば「うちの会社では、午後から出社した場合は、なんてあいさつをおこなっていますか?」というように。ちなみに、午後から出社した場合でも、出社後第一声のあいさつは「おはようございます」とおこなう会社が多いようです。
