ビジネスマナーガイド

 

あいさつと敬語のマナー:
敬語は正しく使いましょう

 

「です・ます」をつけるだけでは不十分!

「私は、社長がいった意見に賛成する」。この言葉を敬語にしてみましょう。ここで「賛成です」「賛成します」と、語尾に「です・ます」をつけるだけにした人は、あと一歩です。「いった」を「おっしゃった」に変えてこそ敬語マスターです。この場合のもっともふさわしいかたちは、「私は、社長がおっしゃった意見に賛成です」でしょう。話し言葉の語尾を「です・ます」に変えるだけで、もう敬語として使えると思っている人はたくさんいますが、語尾に「です・ます」をつける丁寧語の他にも、尊敬語や謙譲語と、敬語は全部で3種類もあるのです。たとえば、「おっしゃる」「なさる」など、相手の行為を高めて敬意を表すのが尊敬語。「いたす」「申す」など、自分がへりくだるのが謙譲語です。そして敬語は、相手の年齢や役職、相手との関係などによって、使い方が変化します。少々ややこしくはありますが、尊敬語や謙譲語を自然に使いこなせてこそ一人前のビジネスパーソンです。

「お」と「ご」の使い分けはできている?

意外と難しいのが「お」と「ご」の使い分けです。「お待ちください」「ご回答いただけますか?」などというように、ビジネス会話では度々「お」や「ご」を用いますが、間違えている人は結構な数いるのです。たとえば「お答え」と「ご回答」、「お名前」と「ご氏名」。それぞれのペアが同じような意味にも関わらず、単語の前につく文字は異なっています。それはなぜだと思いますか?それは「お」は訓読みにつけ、「ご」は音読みにつけるものだからです。ただし「お」と「ご」の使い分けには例外がいくつか存在します。たとえば「お返事」「お天気」「おはようございます」「ごちそうさま」「ご覧になる」など。これらの言葉は慣用的に用いています。ちなみに、外来語や動植物などには「お」や「ご」もつけないのが通例です。しかし、飲食店などで「おビール」といっている人もいますね。けれども、ビジネス会話においては過剰な敬語は禁物ですから、真似しないようにしましょうね。「部長、おビールをおつぎします」なんていわないでくださいね。

敬語は慣れだ!たくさん話せ

敬語の上達のコツは、とにかくたくさん話すことです。「敬語は習うものではなく、慣れるもの」そんな風にいわれている通り、敬語はたくさん使えば使うほど早く身につきます。そして、周囲の人が使う敬語をしっかり聞くことも、敬語マスターへの近道です。「この動詞の尊敬語はこうだ!」と、理屈で覚えていくのではなく、「こんなときはこういうのか」と、パターンを自分のなかに吸収していけばいいのです。
たとえば、先輩社員が話している言葉をよく聞いて、使えそうな言葉はメモしておきます。「それでは、明日の○時に御社へうかがいます」「○○は席をはずしておりますので、戻り次第、折り返しお電話いたします」など、使えそうな言葉はできるだけ、書き留めておきましょう。そして、その言葉をそっくりそのまま暗記してしまうのです。理屈で覚えるより、こんな丸暗記方式の方が効果的な場合も多々あります。

 

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