あいさつと敬語のマナー:
ビジネスシーンでの言葉遣い
ビジネス会話では、この言葉はこう変換!
「練習でできないことが、本番でできるわけがない」。この言葉はビジネス会話にだって当てはまります。使い慣れていない言葉は、たとえそれが必要なときであっても、なかなか出てこないものです。そうはいっても、勉強や運動とは違うものだし…といって、使う機会をひたすら待っていては何も前に進みません。ビジネス会話で使う言葉のうち、暗記できるものもいくつかありますよ。たとえば、ビジネス会話では、日常で使っている言葉よりも、若干丁寧な言葉が用いられます。それらを覚えておけば、多少なりとも、会話はスムーズに運ぶはずです
たとえば「こっち→こちら」「あっち→あちら」「そっち→そちら」「どっち→どちら」というように表現します。「こっちの商品をあっちに置いてもいいですか?」よりも、「こちらの商品をあちらに置いてもいいですか?」という言葉の方が、幾分やわらかく丁寧な印象を与えますよね。他にも「誰→どなた」「ちょっと→少々」「本当に→誠に」「どう→いかが」「もらう→頂く」「あと→のち」「さっき→さきほど」などというように、ビジネスシーンでは普段の言葉はこのように変換して使いましょう。
クッション言葉+依頼形でYESを引き出せ!
「クッション言葉」という言葉を耳にしたことはありますか?クッション言葉とは、用件をやわらかく伝えるために、本題とは別につけ加える言葉のことです。
「すみませんが」「恐れ入りますが」「申し訳ございませんが」「お手数おかけしますが」「よろしかったら」「お差し支えなかったら」「お忙しいところ申し訳ございませんが」などが、よく使われているクッション言葉です。
これらの言葉は、コンビニや飲食店などでも、耳にしたことがあるでしょう。たとえば、ポイントカードを作る際に「差し支えなければ、お名前とご住所を教えていただけますか?」といわれたことはありませんか?お客さまにとって、個人情報はやすやすと教えたくはないものです。ですから、このようにクッション言葉を添えて、お願いをするのです。「お名前とご住所を教えてください」では、なんだか高圧的な印象を与えますからね。
そしてもうひとつ注目して欲しいポイントが、「教えてください」ではなく「教えていただけますか?」といっているところです。命令形ではなく、「〜していただけますか?」などというように、依頼形にした方が、要望がソフトに伝わりますよ。「少々ここでお待ちください」よりも「申し訳ございませんが、少々ここでお待ちいただけないでしょうか?」の方が、了承しやすいでしょう。相手を気遣う表現にするだけで、与える印象は随分と変わり、よりいい結果を引き出せることもあるでしょう。
